
こんにちは。
タナカメガネコンタクトレンズセンター/浅口こどもメガネセンターの赤木です。
私は国家検定資格「1級眼鏡作製技能士」として、日々多くのお子さまの視力やメガネの相談をお受けしています。
今回は、「近視(きんし)」について、保護者の方にもわかりやすく解説します。
🟦 近視とは?
「近視」とは、遠くのものがぼやけて見える状態のことをいいます。
目の中で光が網膜よりも手前でピントを結んでしまうことで、
黒板の文字や看板などがはっきり見えにくくなります。
🟦 子どもの近視はどうやって気づく?
子どもは「見えにくい」と言葉にできないことが多いです。
次のような様子が見られたら注意が必要です。
- 黒板の文字を目を細めて見ている
- テレビに近づいて見る
- 姿勢がどんどん前のめりになる
- 顔を傾けたり、片目を細めることが多い
こうした行動は、目が見えにくいサインかもしれません。
🟦 学校健診での視力判定
学校の視力検査では、結果が「A〜D」の4段階で表されます。
| 判定 | 視力の目安 | 状態 |
|---|---|---|
| A | 1.0以上 | 問題なし |
| B | 0.7〜0.9 | やや見えにくい |
| C | 0.3〜0.6 | 日常生活で不便を感じる |
| D | 0.3未満 | 強い視力低下 |
B判定以下が出た場合は、眼科での詳しい検査をおすすめします。
🟦 なぜ近視になるの?
近視は「遺伝的な要因」と「生活習慣」が関係しています。
- スマホやタブレットなど、近くを見る時間が長い
- 屋外で遊ぶ時間が少ない
- 姿勢が悪い・照明が暗い
などの要因で、目の中のピントを調節する筋肉(毛様体筋)が疲れ、
ピントが常に手前で合いやすくなるのです。
🟦 放置するとどうなるの?
近視を放置すると、視力の低下が進みやすくなり、強度近視へと発展する可能性があります。
強度近視になると、将来的に
- 網膜剥離
- 緑内障
- 黄斑変性
などの病気を起こしやすくなることがわかっています。
🟦 早期対応が大切
「少し見えにくいけど様子を見よう」と放っておくと、近視は進行してしまいます。
早い段階で正確な度数のメガネをかけることは、目の成長を守る大切な治療のひとつです。
特に子どもの目は日々変化します。
定期的な視力チェックとメガネの見直しが、将来の目の健康を守ります。
🟦 タナカメガネの取り組み
当店では、国家検定資格「1級眼鏡作製技能士」が、
眼科医・視能訓練士と連携しながらお子さま一人ひとりに合ったメガネを作製しています。
「処方どおり作るだけ」ではなく、
- 顔や成長に合わせたフィッティング
- 掛け心地や見え方の確認
- 購入後のアフターケア
まで丁寧に行い、**「見る力を育てるメガネ」**を目指しています。
🟦 まとめ
近視は、早期発見と正しい矯正が何より大切です。
もし学校健診で「B」や「C」判定が出たら、まず眼科での診察を受けましょう。
そして、メガネが必要になったら、
ぜひ**国家検定資格「1級眼鏡作製技能士」**にご相談ください。


