
こんにちは。
タナカメガネコンタクトレンズセンター/浅口こどもメガネセンターの赤木です。
スマートフォンやゲーム機が身近になり、「子どもの目が悪くならないか心配」という声をよく聞きます。
確かに、長時間の近距離作業は子どもの視力に影響を与える可能性があります。
では、実際にどんなことが目に起きているのでしょうか?
🟦 近くを長く見るとどうなる?
人の目は、遠くを見るときにリラックスし、近くを見るときには“ピントを合わせる筋肉(毛様体筋)”を使います。
スマホやゲームを長時間続けると、この筋肉がずっと緊張したままになり、
ピントを合わせる力のバランスが崩れてしまいます。
その結果、
- 遠くがぼやけて見える(仮性近視)
- 目の疲れや頭痛が出る
- 集中力が続かなくなる
といった症状が現れることがあります。
🟦 「スマホ=悪い」ではなく「使い方」が大切
スマホやゲーム自体が「悪いもの」ではありません。
大切なのは 時間と距離、そして休憩の取り方 です。
✅ 30分ごとに休憩をとる
✅ スマホとの距離は30cm以上
✅ 部屋を明るくして使う
✅ 屋外での活動を増やす
こうした習慣を身につけることで、視力の低下を防ぐことができます。
🟦 子どもの視力は「成長中」
子どもの視力は小学校高学年ごろまで発達を続けます。
この時期に「見えにくいまま」放っておくと、視覚の発達そのものが遅れてしまうことも。
スマホやゲームの影響よりも、
“見えにくさを放置すること” の方が大きなリスクです。
🟦 メガネの役割
メガネは「悪くするもの」ではなく、
今の目に合わせて正しく見る力をサポートする道具です。
見えづらい状態を我慢すると、目はさらにがんばって疲れてしまいます。
正しい度数のメガネを使うことで、目の負担を減らし、ピント合わせの筋肉をリラックスさせられます。
🟦 保護者ができるチェックポイント
- テレビに近づいて見るようになった
- 目を細めて黒板を見ている
- 勉強中に顔がどんどん近づく
- 「見えにくい」と言うようになった
こんなサインがあったら、早めに眼科を受診しましょう。
🟦 まとめ
スマホやゲームは、使い方次第で「楽しいツール」にも「目の負担」にもなります。
大切なのは、目を休ませる習慣をつくること。
もし、わからないことがあれば
国家検定資格「1級眼鏡作製技能士」へご相談ください。


