
スポーツの場面では、ほんの一瞬で状況が変わることがあります。
ボールの位置、味方や相手の動き、空いているスペース……。その一瞬の情報をどれだけつかめるかに関わるとされているのが「瞬間視(しゅんかんし)」です。
今回は「見る力シリーズ」の第2回として、瞬間視についてやさしくご紹介します。
瞬間視とは「一瞬で見て、とらえる力」
瞬間視とは、ほんの短い時間に見えたものを、どれだけ正確に把握できるかという力のことです。
「瞬間的に見る力」とも呼ばれ、スポーツビジョンを構成する視覚機能のひとつとされています。
じっくり眺める力ではなく、「パッと見て、パッとつかむ力」というイメージです。
どんな場面で関わっているの?
例えば、次のような場面で関わっていると考えられています。
- 野球:打席で、相手投手の一瞬のフォームの変化に気づく
- バスケットボール・バレーボール:ちらっと見ただけで、味方や相手の位置を把握する
- テニス:相手のフォームから、次のプレーを一瞬で読み取る
- 剣道:相手の一瞬の動きに気づく
スポーツだけでなく、車の運転中に標識や信号、周りの状況を素早く確認する場面など、日常生活にも関わる力です。
「視力がいい」と「瞬間視がある」は別のもの
視力検査で測るのは、主に「静止しているものをどれだけはっきり見られるか」という力です。
一方、瞬間視は「短い時間で、どれだけの情報を取り込めるか」という、また別の側面の力とされています。
もちろん、こうした「見る力」を十分に発揮するためには、まず適切な視力が確保されていることも大切です。
なぜ大切なの?
スポーツの動作は、「見る→考える→動く」という流れで成り立っています。最初の「見る」の段階で取り込める情報が多いほど、その後の判断や動きの土台になると考えられています。
ただし、瞬間視だけで結果が決まるわけではありません。経験や、他の視覚機能など、さまざまな要素が組み合わさってスポーツの場面で活かされています。
ミルワが目指すこと
タナカメガネのスポーツビジョン教室「ミルワ」は、専用のトレーニング機材を用いて、瞬間視をはじめとした「見る力」を、スポーツに取り組む一人ひとりに合わせてサポートしていく教室を目指しています。
目の健康を第一に考え、必要に応じて眼科受診もおすすめしながら、安全性を大切にした運営を心がけます。
現在は開講に向けて準備を進めている段階です。
次回は「眼球運動」についてご紹介する予定です。ぜひご覧ください。
夢は大きく、視野は広く。


